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マニュアル

マニュアルとは業務の進め方を記載した社内用書類のこと。技術者や責任者レベルが閲覧するものから、アルバイトのスタッフが使うものまで多種多様であり、利用者が多いほど丁寧に伝わる翻訳が必要となります。また、多くは社外秘事項ですから、翻訳の際には漏えい防止のため、機密保持契約などの締結が重要になってきます。

マニュアルの翻訳とは

マニュアルとは「業務におけるやり方を示した書類」です。マニュアルは仕様書や取扱説明書と同義と考えている方も多いですが…技術面に限らず、接客方法や各支店同士のやり取りのフローなどをまとめた書類なども全てマニュアルに含みます。

マニュアルが正しく翻訳されないと、各国でそれぞれ作業内容に違いが出てきてしまい、統率が図れなくなってしまうため、正確な文章に翻訳する必要があります。

記載内容によっては、専門用語だらけだったり、各地の文化風習では表現方法が異なるものがあったり、直訳ではこちらの意図を汲んでもらえなかったり…と、マニュアルの翻訳は簡単そうに思えて意外と難しいものです。現地スタッフと何度も内容確認・修正のやり取りを繰り返す手間を考えるならば、プロに依頼してしまったほうが早いでしょう。

もし海外でマニュアルを運用開始後に翻訳ミスが発覚してしまったら…再度1から社員教育をやり直すことになるかもしれません。そういったミスを防ぐためにも、きちんとチェック体制が整っている翻訳会社にお任せし、各国で伝わる文書を作り上げるべきなのです。

マニュアルの翻訳にかかる価格

英→日(1単語あたり) 日→英(1文字あたり)
A社 22円~ 14円~
B社 15円~ 10円~
C社 10円~ 10円~

このサイトで紹介している会社の単価を一例として掲載をしています。(2021年12月時点の情報)

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マニュアルの翻訳業者を選ぶ際の注意点

一言でマニュアルと言っても、企業によって内容も分野も全く異なるため、まずはどの分野のマニュアルなのかを判断し、得意な翻訳会社を探すべき。その上で、料金や対応スピードを比較し、ベストだと思われる会社に依頼しましょう。

当サイトでは何度もお伝えしていますが、安すぎる、早すぎる翻訳は結局自分で手直しが必要になるため、非常に非効率です。なるべく手間をかけないためにも、翻訳者1名で対応するサービスではなく、ネイティブチェックorクロスチェックありのサービスを利用し、確認フェーズを必ず通すべきです。

もう一つ、重要なのが「機密保持」。マニュアルは、各会社で最適なやり方をまとめた書類であり、基本的には社外秘事項ですよね。もし漏えいしてしまったら、同業他社にマネされてしまう可能性があります。そういったトラブルを防ぐためにも、契約時に「機密保持契約」を締結できる翻訳業者をオススメします。

マニュアル別翻訳のポイント

ソフトウェアマニュアル

ソフトウェアマニュアルでは、対象をインストールする際の対応OSと、必要容量を必ず明記します。エンドユーザー向けの場合、インストールガイドの構成としては、まず主なOSのスクリーンショットなどの写真を用いた説明を手順ごとに掲載します。重要なポイントには矢印や囲み線などで強調することで、理解しやすいマニュアルを目指して作成します。

また、途中でのトラブルの場合の参照先も併記しておきます。トラブル例については最後に索引と併せて詳細に記載しましょう。技術者へのマニュアルの場合はクイックリファレンスもマニュアルと併せて作成すると業務の効率化につながります。

ソフトウェアマニュアルの翻訳においては、実際のエンジニア、プログラマ経験者が翻訳することが一番望ましいです。また、国際電気標準会議(IEC)が制定した基本安全規格にも設けられており、その基準をクリアすることが義務づけられています。

翻訳対象国の規格認定をクリアしているかどうかの明記もポイントです。日本ではソフトウェアの専門分野における翻訳技術を維持するために、ITソフトウェア翻訳士認定試験があります。翻訳担当の資格も依頼する時に併せて確認すると良いでしょう。

産業用機械のマニュアル

産業用機械のマニュアルにおいては、読みやすさや文章の構成だけがポイントではありません。各所の説明に図面なども多用することがあります。製品の図案化が正確にできることがマニュアル化においては重要となります。

操作のマニュアルの場合、必ず手順通りの正確なガイドも必要です。読み手に伝わりやすい簡素であって、なおかつ説明が必要な箇所が一瞥して把握できる図案と説明が求められます。内容の構成においても、操作の場合は標準とされる使い方の説明が主となり、その他の機能面においては後述する形となります。また、産業用機械の場合は、製造責任物法(PL法)、電気用品安全法(PSE法)、厚生労働省の指針やISOやJISなど安全面についての規定が定められています。

翻訳する場合においては、それぞれの対象国別に規定されている規格を精査し、その基準に適合しているのかを確認する必要があります。ISOなどの国際規格の図記号などは新しく廃止や改訂もあるのでその内容に精通した翻訳者が在籍していることが重要なポイントとなります。

また、紙面のマニュアルから電子化へ移行しているケースもあり、ニーズに合わせた作成と配信の場合、情報管理や情報の安全対策も確認をすべき点としてあげられます。

家電製品のマニュアル

家電製品におけるマニュアルでは、文章構成の内容と安全規格の確認が重要となります。読み手が一般ユーザー対象となるので難しい技術用語は使わずに説明することが必要となり、かみ砕いた平易な説明文にします。

文章構成だけではなく、製品の各種の図案も必要となるため、使用する場合の手順に沿った図案や解説をバランス良く取り入れる必要があります。操作手順以外に、禁止事項や注意情報などを必ず記載しましょう。

マニュアルの構成は各部の説明と一般の操作が始めに説明され、多機能の場合はそれに準じた性能の説明となります。最後にはかならず索引を作成します。また、日本国内の家電製品のマニュアルには、使用者の安全面が守られるように必ず製造物責任法(PL法)に基づいて、警告や注意分を掲載することが不可欠です。

また、翻訳する場合は国際規格のISOやIECの安全規格を確認するだけではなく、各国の製品安全規制についての対象であるか確認して併記します。例えば北米ではNRTNでの試験に合格すれば独自の認証マークが得られる他、カナダとアメリカなどでは国をまたいでの相互認証制度もあります。家電製品マニュアルにおいては以上のような認証制度を確認することもマニュアル構成でのポイントとなります。

医薬品・健康食品のマニュアル

医薬品における国内の取扱説明書の作成については厚生労働省でその指針が出されています。日本国内で使用する場合の医薬品のマニュアルについては、その指示書を確実に把握して作成することが必要です。マニュアルを使う対象が医療従事者で専門知識があるのか、もしくは患者や一般へ向けた医薬品のマニュアルなのかによっても内容を検証することが必須です。

また、翻訳する場合においては各国の行政によって、販売や使用の前に承認申請が義務づけられている場合もあります。翻訳対象の国での医薬品についての法的な規定を熟知してマニュアル化をすすめます。

健康食品についての日本国内取り扱いマニュアルについては、JAS法や食品衛生法と健康増進法などいくつかの法律によって定められています。また、表示義務においても食品表示法が新たに設立されてその基準が明示されています。その他、科学的な根拠も表示することができますが、機能性表示食品制度を踏まえなければいけません。

国外においてはその規定も様々です。成分についての申請や許可の確認はもちろんのこと、個別の包装する場所の管理状況なども規定されている場合もあります。

以上のように、医薬品や健康食品のマニュアル作成においては各国の行政が法律や指導を細かく行っているケースが多岐にわたります。違反した時のペナルティも必ずあるので、各国の法的な規定を熟知した翻訳者が在籍していることがポイントとなります。

おもちゃ・子ども向け商品のマニュアル

対象が技術者や成人ではない場合、そのマニュアルの構成は文章での構成ではなく主にテクニカルイラストレーションや写真を用いての図解の場合がほとんどです。対象年齢にもよりますが、より幅の広い年齢層を対象としたおもちゃや商品の場合はより図やイラスト・写真を多用したマニュアルにすることがポイントです。

マニュアルの構成としてはおもちゃの全体図の構成や部品の図解、色や名称やその数を始めに掲載します。組み立てが必要な場合などは1度に数工程の説明はせずに、できるだけ1工程ごとに図解で示していくことがポイントになります。最後に記載する注意事項なども、できるだけアイコンや図を文章と併記します。

翻訳する場合のポイントとしては、対象年齢などを細かく表記しなければいけないなどの規定を押さえることがあげられます。安全基準もその国によってそれぞれにとらえ方が違うので、確認する必要があります。例えば、米国では消費者製品安全改善法(CPSIA)によって対象年齢の記載が義務づけられています。

安全基準の場合は消費者製品安全委員会(CPSC)によって磁石などの磁束指数などの規定があります。また、マニュアルをデジタル化してオンラインから閲覧できるようにする場合は、印刷規格をそれぞれの国の規定の用紙サイズを踏まえて作成することも視野に入れて作成しましょう。

マニュアル翻訳を行う業者

ここではマニュアル翻訳を行っている会社を一部紹介します。

機械系のマニュアルに対応している会社「アットグローバル」

業界内の独特の用語や表現についてもクオリティが高く仕上げてくれるとの高評価を得ているアットグローバル。産業用機器・家電・航空機のマニュアルを始め、ソフトウェアのインストールガイドや医療機器のマニュアルも翻訳実績があります。

40カ国語に対応しており、その内容は英語、中国語(簡体字、台湾繁体字、香港繁体字)、韓国語、ベトナム語、インドネシア語、タイ語、マレー語、タガログ語、カンボジア語、ラオス語となっています。

1971年に翻訳会社として創業している「サンフレア」

創業から47年の翻訳業界で長い歴史を持っています。その信頼度を裏付けるように、2017年度の年間取引件数は3万件をこえるほどの圧倒的な受注数を誇ります。ただ単に多言語の相互翻訳をするだけにとどまらず、マニュアル化までの必要データの収集やレイアウト、再構築まで行うことができます。

例えば、医療機器についての既存の簡単な和英マニュアルを再構築し、データの収集からレイアウトまで行えるほどの実力と実績があります。そのほか、日英の仕様書を多言語化する前に改めてその整合性を吟味して内容の質を高めることなども行うことができます。

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実績 内閣府/国土交通省/気象庁/日本原子力研究開発機構ほか多数。 東京大学・大学院、京都大学・大学院、早稲田大学・大学院ほか多数 内閣府/財務省国際局/警察庁/東京大学/早稲田大学ほか多数。
口コミ 「数社から見積りを出してもらい、一番安かったのでお願いしました。見積りが他社よりもかなり安かったので不安もありましたが、コーディネーターのサービスの丁寧さや、仕上りを見て杞憂であったと思いました。すばらしい仕事をされるので、今後もケースクエアさんにお願いします」

参照元:契約書翻訳会社(https://www.eigo-honyaku.net/)

「翻訳の質は非常に高く、素晴らしいサービスを提供していただきました。発注方法も簡単でした。翻訳の出来は私の期待通りで、担当チームのプロ意識と努力に感謝しております。知人へもユレイタスを紹介したいと思います」

引用元:ユレイタス(https://www.ulatus.jp/client-voice.htm)

「この度は迅速に作業をしていただき、ありがとうございます。入手のデータも確認いたしましたところ、大変わかりやすくデータ化していただいたので、こちらの作業も楽に進められそうです」

引用元:FUKUDAI(https://www.fukudai-trans.jp/voice/)

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