翻訳ソフト・機械翻訳の利用はアリ?
翻訳サービス会社へ依頼するのでなく、市販の翻訳ソフトや無料の機械翻訳サービスなどを利用する際、どのような注意点やリスクを意識しなければならないのでしょうか。このページでは、翻訳ソフト・機械翻訳の利用で注意すべきポイントを解説します。
機械翻訳を利用する際の注意点
無料のオンラインサービスには情報漏洩のリスクがある
インターネット上には無料で機械翻訳を行ってくれるサービスもありますが、それらはあくまでも不特定多数を対象とした無料のサービスであり、特定の企業が翻訳内容や品質、情報セキュリティ対策などに関して責任を負っているものではありません。
そのため、例えば翻訳しようと入力した情報が第三者へ転送されていたり、何かしらのサービスへ利用されていたりする恐れもあります。
プライベートの日常会話の翻訳程度に使うのであればまだしも、企業として重要な情報を無料のオンライン機械翻訳などへ入力することは避けるべきでしょう。
必ずしも正確な翻訳を得られるとは限らない
有料無料を問わず、翻訳ソフトや機械翻訳の品質は翻訳を行うシステムやアルゴリズムに左右されますが、これらは国際的な統一規格にもとづいて提供されているわけではありません。そのため、製品やサービスによっては不正確な翻訳になってしまったり、細かなニュアンスが無視されてしまったりといった可能性もあります。
業界用語や特有表現、固有名詞に対応していない可能性
同じ単語でも業界や分野によっては異なる解釈や意味を持つ場合もあります。そのため、一般的な翻訳ソフトや機械翻訳では専門性を求められる翻訳にそもそも対応できないケースも少なくありません。
人の手による翻訳と翻訳ソフト・機械翻訳を使い分けよう
経験を積んだ翻訳者による翻訳であれば、細部まで正確な翻訳を期待することができますが、翻訳の専門家へ依頼するには相応のコストがかかります。
一方、翻訳ソフトや機械翻訳であれば低コストで翻訳できる反面、正確性や信頼性に欠けることも事実です。
プロによる翻訳と機械による翻訳にはそれぞれ一長一短があり、個々の適正や特性を理解した上で上手に使い分けることが、翻訳の品質とコストパフォーマンスのバランスを高めるポイントです。
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